読了書籍記事一覧

自分が読んだ書籍や未読なものの購入済みの書籍の紹介。

【書評】『経済学者たちの日米開戦』:データが「勝てない」と告げたとき、組織はどう動くのか

今回は、昭和史の大きな謎の一つに迫った傑作選書、牧野邦昭著『経済学者たちの日米開戦:秋丸機関「幻の報告書」の謎を解く』をご紹介します。 「日本はなぜ、勝てる見込みのない戦争に突き進んでしまったのか」 この問いに対して、「まともなデータ分析を

倉山満『秀吉再考』から読み解く「真の天才」豊臣秀吉の実像

私たちが歴史小説や大河ドラマで親しんできた戦国時代の常識は、本当の歴史の姿なのでしょうか。倉山満氏の『秀吉再考』は、「人たらしの英雄・秀吉」と「天才革命児・信長」という固定観念を真っ向から打ち破ります。 信長の実像に関しては、同著者の「大間

100年の愚行と遅すぎた正論――マクマリーとマッカーサーの警告に見るアメリカの呪縛

アメリカの外交史を振り返ると、常に一つの致命的な悪癖が浮かび上がる。それは「現場のリアリズム」を無視し、遠く離れたワシントンの「イデオロギー(建前や道徳)」で世界を裁き、破滅的な結果を招くという歴史の繰り返しです。 その最大の被害者となった

日本史から見つめ直す「被害者」の真実と、西欧の先進性

近年、アニメや漫画などのエンターテインメント領域にまで、欧米から「黒人差別への配慮」や「歴史的被害者への贖罪」を求めるポリティカル・コレクトネスの波が押し寄せている。もちろん過去の奴隷制が人道に対する罪であることは大前提であり否定するもので

購入・読了書籍(6月-7月)

前回の読了書籍の紹介の文頭も、大雨被害について言及していましたが、今回も西日本を中心とした大雨の影響で被害を受けられている方、心よりお見舞い申し上げます。 さて、6月から7月中旬にかけて購入した書籍(途中・未読了多し)を紹介させていただきま

日本は誰と戦ったのか コミンテルンの秘密工作を追求するアメリカ

[著者] 江崎道朗 出版社 KKベストセラーズ 2017/11/25 先日、近所の書店で江崎先生の書籍を探していたところ、書店員より「最近、同じ著者の書籍「日本は誰と戦ったのか」を探していた人が複数名いらっしゃったのですが、何かで取り上げら

平和はいかに失われたか−大戦前の米中日関係もう一つの選択肢−

How The Peace was Lost [原著] ジョン・アントワープ・マクマリー [編著] アーサー・ウォルドロン [監訳] 北岡 伸一 [訳]  衣川 宏 出版社:原書房 発売日:1997年   (John Van An

購入・読了書籍(8-9月中旬)

今年は日本国内で地震や台風、大雨の被害が多く発生致しました。 被災された方に、心よりお見舞い申し上げます。 さて、8月から9月中旬にかけて購入した書籍(未読了を含む)を紹介させていただきます。 普段は、様々な史観、相反するものを満遍なく読む

大隈重信

日支民族性論 大隈重信

大隈重信、中国人を大いに論ず 大隈重信、中国人を大いに論ず 祥伝社 大隈重信=著 倉山満=監修 商品の説明 安倍さんも真っ青? 現職首相がなぜここまで過激な本を出版したのか? 「何度革命があっても、何度王朝交替しても中国人は変わらない」 「

皇帝たちの中国

皇帝たちの中国 シリーズ

6月5日よりスタートした歴史学者宮脇淳子先生が解説する、故岡田英弘先生の著書「皇帝たちの中国」をもとに解説していくチャンネルくららの人気番組です。 国内外問わず、明以前のシナ史(中国史)というものは、歴代シナ王朝の正史をもとに研究されていま

読了書籍

戦略将軍 根本博―ある軍司令官の深謀 小松 茂朗

内容(「BOOK」データベースより) たとえ逆賊の汚名をうけようとも、管轄下の在留邦人4万の生命を救おうと、天皇の停戦命令に抗してソ連軍を阻止しつづけること1週間、みごとに責任を果たした戦略家の生涯。陸軍きっての中国通で「昼行燈」とも「いく

「日米関係」とは何だったのか―占領期から冷戦終結後まで Michael Schaller(マイケル シャラー)

内容紹介 1945年から90年代までの歴史的経緯を詳細に検証する。冷戦下の共産化の脅威と予想を超えた経済発展が両国の立場をどのように変容させたか。日米関係論の必読書。 内容(「BOOK」データベースより) 1945年の敗戦から占領期を経て5

戦略で分析する古戦史 川中島合戦 海上知明

資料実証主義のみでは図りきれない上杉謙信像 地域性もあり、幼少時より織田、豊臣、徳川以上に上杉謙信に親しみを持っており、ノンフィクション、フィクション問わず、小説やムック、特集などを読み漁っていました。 この本に出合うまで(実際のところは前