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日本国の国史(日本史)について
現代の日本の言論空間において、憲法改正や皇室典範の改正をめぐる議論は常に過熱しています。しかし、その多くは感情的なスローガンのぶつかり合いに終始しており、最も重要な「法理の急所」が見過ごされています。 特に皇位継承問題をめぐる議論は、一見す
近年、ビジネスでも社会活動でも「DEI(多様性・公平性・包括性)」や「LGBTQ+の権利」という言葉を耳にしない日はありません。 これらの議論の中で、よく語られるのが「欧米は進んでいるけれど、日本は遅れている。だから欧米の基準に追いつかなけ
日本にキリスト教が伝来して約500年。現在に至るまで、アブラハムの宗教(キリスト教、イスラム教、ユダヤ教)の信者は日本の人口のわずか数パーセントにとどまっています。 あらかじめお断りしておきたいのは、本記事で語る「日本人」とは、単なる法的な
日本の憲法議論、特に「憲法9条」をめぐる対立は、なぜこれほどまでに複雑で、時に現実離れした「神学論争」になってしまうのでしょうか。 政治学者や国際法学者から「世界的に見てユニーク(ガラパゴス)すぎる」「論理的に矛盾している」と批判されながら
1. 改憲派も護憲派も、揃って「手段」に振り回されていないか 「戦前は天皇主権の暗黒の独裁国家だった。それが戦後、アメリカから国民主権と民主主義を与えられて光り輝く国になった」 歴史の教科書やマスコミが刷り込んできたこのナラティブ(語り口)
世界中で熱狂的な支持を集める日本のアニメ、漫画、そして数十万人が自主的に秩序を守る「コミケ(コミックマーケット)」のような同人文化。 これらを見て、多くの人は「戦後の資本主義や、アメリカのポップカルチャーの影響で生まれた新しいサブカルチャー
歴史ファンの間で、ちょっとした「歴史の裏話」としてよく語られるのが、「信長の楽市楽座はオリジナルではなく、六角氏などのパクリである」という説です。 確かに、日本で最初に「楽市」という言葉を使ったのは、近江(現在の滋賀県)の戦国大名・六角定頼
今回は、私たちが歴史から学ぶべき最も冷徹な教訓、そして現代のビジネスや組織運営にも直結する「決定的な失敗の本質」を描いた一冊をご紹介します。 歴史学者の森山優氏による著書『日本はなぜ開戦に踏み切ったか――「両論併記」と「非決定」』(新潮選書
古代東アジアの歴史や現代の国際情勢を見ていると、ある奇妙な現象にぶつかります。それは、一部の国々が客観的なデータや証拠(ファクト)を前にしても、頑なに「自分たちのメンツや感情の物語(ナラティブ)」を優先し、議論が平行線をたどるという現象です
学校の歴史授業で「島原の乱」をどう習いましたか? 「キリシタンへの残酷な宗教弾圧に耐えかねた哀れな農民たちが、天草四郎を首領に悲劇の蜂起を起こした」……おそらく、大半の方がこうしたステレオタイプな物語を思い浮かべるはずです。 しかし、当時の
日本の「Kami」は「God」ではない:自然との調和と神道の精神 “Kami” is Not “God”: Harmony with Nature and the Spirit of Shin
「人を殺してはいけない」「生命を大切にしなければならない」という道徳は、人類にとっていつでも、どこの世界でも当たり前の常識だったわけではありません。 私たちは学校で「欧米の近代思想や人道主義こそが世界を文明化させた」と教わり、日本の徳川綱吉
豊臣秀吉が行った「伴天連(バテレン)追放令」。 歴史の授業では「秀吉がキリスト教を弾圧した出来事」として習いますが、実はその裏には、当時の日本が直面していた国家存亡の危機と、残酷な「日本人奴隷の海外流出」という知られざる事実が隠されていまし
「憲法は国の最高法規だから、何よりも偉い」 「憲法にこう書かれているから、伝統よりも憲法を優先すべきだ」 私たちは戦後の教育やマスメディアの報道によって、無意識のうちにそう思い込まされてきました。皇位継承問題においても、リベラル派の政治家や
ここ数年、日本の国体の根幹を揺るがし続けてきた「皇位継承問題」が、ようやく一つの落ち着きを見せようとしています。 国会での議論が進み、旧宮家の男系男子を養子等の形で皇族に復帰させるという、伝統に基づいた具体的な方策が現実味を帯びてきたことで
日本の歴史、特に戦国時代が好きな方であれば、「長篠の戦い」における織田信長の戦術をご存知でしょう。 火縄銃(種子島)の最大の弱点である装填時間をカバーするための「3段撃ち」は有名なエピソードですが、実は当時の日本にはさらに上を行く部隊がいま
「鎖国」という言葉から、江戸時代の日本は海外の情報から完全に遮断され、世界情勢に無知だったと思っていませんか? 実は、江戸幕府は非常に優れた「インテリジェンス(情報収集・分析能力)」を持っていました。それを象徴する、ある痛快なエピソードがあ
今回は、昭和史の大きな謎の一つに迫った傑作選書、牧野邦昭著『経済学者たちの日米開戦:秋丸機関「幻の報告書」の謎を解く』をご紹介します。 「日本はなぜ、勝てる見込みのない戦争に突き進んでしまったのか」 この問いに対して、「まともなデータ分析を
私たちが歴史小説や大河ドラマで親しんできた戦国時代の常識は、本当の歴史の姿なのでしょうか。倉山満氏の『秀吉再考』は、「人たらしの英雄・秀吉」と「天才革命児・信長」という固定観念を真っ向から打ち破ります。 信長の実像に関しては、同著者の「大間
アメリカの外交史を振り返ると、常に一つの致命的な悪癖が浮かび上がる。それは「現場のリアリズム」を無視し、遠く離れたワシントンの「イデオロギー(建前や道徳)」で世界を裁き、破滅的な結果を招くという歴史の繰り返しです。 その最大の被害者となった